睡眠時無呼吸症候群と合併症など

睡眠時無呼吸症候群の合併症などを列挙しました。
多いのでトップでは表示せず追記にします。
・いびき
いびきをかく人ほどなりやすい、なった人はいびきをかきやすい、という切っても切り離せない関係。同居者などの安眠妨害にもなり、本人の自覚が無い点で問題となりやすい。

・起床時の頭痛
酸素の供給が足りていないため。

・脳血管障害
脳卒中や脳梗塞につながる。発症後は死亡か重い障害を残す事が多い。脳梗塞を起こした人の50%がSASだと言われる。

・高炭酸ガス血症
無呼吸によって肺胞で十分な換気が出来なくなる。酸素を取り込み二酸化炭素を排出するサイクルが不全になると、動脈で炭酸ガス分圧が上昇し、身体の組織呼吸に障害が起きる。頭痛もその兆候の一つ。

・低酸素血症
上と同時に起きる。意識障害や不整脈に繋がる。上もこれも死に関わる事もある症状。

・インポテンツ
マクロな視点:少子化>社会の衰退。
ミクロな視点:インポ>自分の社会的地位の衰退。

・眠気
夜間の睡眠で実質眠っていないに近い状態だけに、日中に耐えがたい眠気が訪れる。患者の約1/3が強い眠気を感じると言われる。

・傾眠
眠気の一種。軽い刺激などで目を覚ますが、意識の消失、前後の記憶不全を伴う。

・自動症
意識がはっきりしないまま、いろいろな行動をとり、発作後にその時のことを覚えていない発作。てんかんの発作にある。自動症による動作は数分程度だが、その後もうろうとした状態が続く場合もある。主な動作は、落ち着かず身体を動かす、口をもごもご動かす、日常的な動作など。

・断眠(脳波上)
睡眠時も、脳波を見ると寝ていない状態にある。人は眠らないと、めまい、疲労感、思考能力や自制心の低下、恐怖を感じるなどの症状が発生する。また、食欲が異常に増える一方で、体温が低下する。

・幻覚
それだけ疲れていると見えてもおかしくないでしょう。

・精神病
上記の精神にダメージがある症状がいくつか発症した場合、精神病の一つや二つなって当たり前かもしれない。

・性格の変化
上記を見れば言うまでもなく、他人に比べてハンデを感じてしまう傾向が高まる。

・多血症
血液の循環に障害が出るため、頭痛や耳鳴り、めまいが起こる。血管に血栓や出血傾向が現れる場合もある。SAS患者以外では、主に中年の肥満男性で過度の喫煙者によく見られる。

・知性の低下
脳に血液が行く量が減ったり、睡眠時に深い眠りを得られなければ、当然脳の働きは低下する。

・呼吸困難(とくに労作時)
息切れ、軽作業時や普通の動作に呼吸困難を感じる場合もある。また寝るつもりが無い普通の仰向けだけでも、呼吸しづらさを感じることもある。

・肥満
酸素供給が不十分、浅い眠り、という要素によって、脂肪を分解する働きをもつ成長ホルモン分泌が阻害され、肥満に繋がる場合もある。成長ホルモンは、成人で1日あたり約300kcal(脂肪40g)を消費する脂肪分解能力を持つ。このホルモン分泌量がなんと30%まで減少しうる。つまり常人に比べて、2/3ものカロリー消費(成長ホルモンによる消費)が抑制されてしまう。日頃運動せず消費カロリーが低いと、SAS→肥満→SAS悪化→…のループもありえる。

・糖尿病
無呼吸による血中酸素飽和濃度の低下により、ホルモン異常や代謝異常が引き起こされる。その異常によりインスリン抵抗性(インスリンの効果が弱まり、血糖が下がりにくくなるため、さらにインスリンが出て高インスリン血症になる。)に繋がり、結果糖尿病となる。またSAS→肥満→糖尿病、というワンステップおいた発症もある。糖尿病患者の30%がSASといわれる。

・高血圧
血の循環に問題が出るので高血圧も当然見込まれる。30〜50%がSASといわれる。

・不眠症
寝ると苦しい、金縛りになる、起きた時に不快感、などがあるとわかっているため、寝ること自体に障害が発生しうる。

・肺高血圧症(肺性心)
心臓から肺に血液を送り届ける肺動脈の血圧が高くなってしまう病気。そのため疲れやすくなったり、軽作業でも息があがり、動悸、酷くなると失神もある。また、足のむくみ、内臓への影響ある。

・心不全
心不全とは何らかの理由で心臓が全身に必要な循環血漿量を保てないこと。

・不整脈
上記のような心臓病から派生して発生しうる。

・浮腫
心臓病その他血液の循環が悪いところから浮腫(むくみ)が発生しやすくなる。特に足からはじまりやすい。

・虚血性心疾患
心筋への血流が不足(虚血)して起こる病気全般。近年増加傾向にある。心筋梗塞を起こした人の30%がSASといわれる。

・食欲不振
ストレスで食欲不振になるのは当然。一方でストレスによる過食やループ的肥満もありうる。

・窒息死
重度なら場合によっては死ぬ。

・突然死
致命的な合併症が発症すれば当然ながら死ぬ。


危険性/死亡率

・合併症
上記一覧でいかに危険かは解説もいらない。

・事故
傾眠や意識障害で事故率があがる。交通事故率が2〜7倍というデータがある。(道路交通法では2002年より「免許の拒否、保留、取り消しまたは停止の対象となる病気」に「重度の眠気の症状を呈する睡眠障害」とある。)

・社会不適応
当然ながら勉強や運動や仕事の能率がダウンする。その場の方針次第では排除される。

・業務上の不利/失業
上記と同様。

・家庭問題
いびきがうるさい、で揉めるのは実は大したことではない。死亡率などから将来的な不安が発生し、揉める要素や原因が増える等が大きな問題に繋がる。

・経済的問題
社会不適応、失業などがあれば当然重大な問題。また治療費もじわじわと取られていく。

・対人関係問題
上記同様、人の話を聞かない、動きが悪い、などの叱責を受けやすくなる。

・精神的問題
上記が重なれば精神的に負担が大きいだろう。

・死亡率
重度でなおかつ、治療をしていない場合、5年後の死亡率は16%。9年後は40%。(1988年のカナダの論文)
posted by ドサ健 at 01:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | SAS症状/合併症
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