当時は睡眠時無呼吸症候群など全く知らなかったのですが、ゲーム好きの私は日中でもしばしばゲームに明け暮れるというやさぐれた生活を送っていました。ゲームはネットRPG(MMORPG)で、画面を見てかなり単調なクリックを繰り返すものです(多くのMMORPGはそうなのですが)。
多分人間がバカになるプロセスをリアルタイムに体験できます。
私はどうもクッキーに入ってるプチプチを潰すような、しょぼい作業が好きなようで、それと似たような性質であるMMORPGにもはまってました。人間の器が小さいからMMOにはまってた典型なんでしょう。
さて好きでやってるゲームだというのに、しばしば眠気が来てました。ぼーっとしてきたと思ったら、いつの間にか目をつぶって眠りに入ってる。元々単調なゲームだから、ぼーっとするのは標準なのかもしれないが、さすがに知らない間に寝てしまうというのは変です。
阿佐田哲也が好きで、睡眠系の病気といえばナルコレプシーだと思っていた私は、まあいいかと思って特に調べもせず放置していました。好きでしている事に過度の眠気を感じていたので、やはりこのSASに気づくべきだったのでしょう。
ちなみに10〜20秒くらいほっとくと死ぬ事が多いゲームだったのですが、一度も居眠りで死ぬ事はなかったです。SASによる日中の傾眠は、軽い刺激で目覚めやすく、またすぐ眠気が襲ってくるのが特徴ですから、たまたまタイミングが全て良かったみたいです。よく「ちょっとだけなら大丈夫と思って席を外してる間に死んでいた」という間抜けな人がいるゲームですが、居眠りで死ぬ人もたまにいたようです。私の場合ですと、完全に開き直って死んでもいいやと思って狩り場にほったらかしにして布団に入り、思いっきり寝て起きたら死んでた事が1度だけです。
今思い返せば、SASの特徴がありありと出ていたので、早期治療に入れていればよかったです。
参考までに。当時の体重は61kgほどで、今より4kgほど軽かったです。