病院で診察を受けましょう

症状(起床時の頭痛、日中耐えがたい眠気がある、いびきが酷い、家族などから呼吸停止を指摘される、)がある場合、眠気テストで多くひっかかる場合などで、特に酷い時は迷わず病院で診察を受けましょう。

・病院で質疑応答や相談

現在の症状などをできるだけ詳しく伝え、特に自覚症状を感じる場合は睡眠時無呼吸症候群かどうかの検査を受けましょう。(ただしSASではないか、と強く思い込み過ぎ、自分はこの病気に違いない、と考えるあまり他の病気を見落とす危険性もあるので注意。基本的には正しく症状を伝えつつ、睡眠時無呼吸症候群ではないかどうかを尋ねるくらいで、あとは医師の判断に任せるしかないとも言える。)なるべくSAS対応をしている大きめの病院や評判の良い病院がよいでしょう。

・病院での検査

診断を受け、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高い場合、最終的には正確な検査することになります。最もメジャーなのは、1〜2泊病院に泊まり、睡眠時には各種調査(無呼吸、いびき、酸素濃度など)をする機械を取り付けます。

患者を薬などで睡眠状態にして、短時間で測定する方法もあるようです。

これら調査結果がポリグラフに記録して分析されます。一晩の無呼吸回数や、血中酸素飽和度などが詳しくわかり、症状の度合がはっきりします。

費用は部屋代と検査代で保険適用でも結構かかる。

・在宅検査(簡易検査)

忙しいなどの都合で、病院に泊まれない人には機械を貸し出しされる。使い方をレクチャーされるが、患者はやはり素人である以上測定ミスもありえるので注意。また簡易測定なので、これで問題が無かったとしても症状がある場合は注意。この検査で重度と出ればCPAPが保険適用で貸し出される。中度だと医者のさじ加減で適用になったりならなかったり、病院での正確な再検査になる場合などがある。

費用は安い。

他に自宅に宅配で送って貰える、より簡易な検査が出来るものもある。ただ目安くらいにしかならないだろうから、最低でも診察を受けて上記の在宅検査はやっておきたいところです。

参考リンク:
診療施設リスト(グッドスリープクリニック)
http://www.good-sleep.gr.jp/link/link.html

全国診療施設紹介(sas-info)
http://www.sas-info.jp/shisetsu/index.html

日本睡眠学会の認定睡眠医療機関
http://www.jssr.jp/

全国睡眠検査&CPAP情報(SRアカデミー)
http://www.sraj.jp/sisetu.html
posted by ドサ健 at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | SAS診断

SAS自己チェック(ESS)

Epworthの眠気テスト(ESS)

点数:以下の状態で点数をつけます。
0:まず眠くならない
1:稀に眠くなる
2:1と3の中間
3:眠くなることが多い

各項目ごとに自己チェックし、点数の合計が10以下なら正常
1.座って読書
2.テレビを見ているとき
3.会議などで積極的行動をしないとき
4.運転せず、1時間続けて車に乗ってるとき
5.午後横になって休息したとしたら
6.座って人と話をしているとき
7.昼食後(アルコール無し)静かに座っているとき
8.運転中で、信号や渋滞で数分止まっているとき

これは簡単なチェックなので、自覚症状がある場合などは迷わず診察を受けた方がよい。睡眠時無呼吸症候群をただ眠いだけ、と考えずに治療を受けた方がよい。一般的には様々な合併症が関連し、死亡率が高まると言われている。5年後に16%、9年後に40%が死ぬ。(ただしこの死亡率に関しては1988年のカナダの論文が根拠となり、倫理的にも“治療をせずに死亡率を調査すること”が許されないので、他に死亡率に関する論文が無いらしい。そのため正確な数値とは言い切れない。とはいえ合併症に関しては関連がはっきりしてるものもあり、確実に身体を蝕み死亡率を高めているのは間違いないと思う。)
posted by ドサ健 at 07:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | SAS診断

睡眠時無呼吸症候群で受診する

主な治療機関


・耳鼻咽喉科
やや大きめの病院なら対応してると思います。

・呼吸器科
結構対応しているはず。

・内科、循環器系
扱わないところもあり、呼吸器科や耳鼻科を紹介される事もあります。

・その他小さいところ
では扱わない場合が多いので、総合病院や大学病院などがいいでしょう。

最近では睡眠時無呼吸症候群の認知も以前より広まり、啓発ポスターなどが貼ってある病院も増えてきました。睡眠時無呼吸症候群は、放置するほど身体に悪影響が蓄積され、悪化したり危険な状態に着実に近づきます。

自然治癒になるケースはよほど運がよくなければありえないと思います。ですから家族などから指摘されたり、自覚症状を感じた場合は最寄りの病院に行くことにしましょう。対応していなくても、紹介などを受けて設備の整った病院に行けると思います。

取り急ぎ受診してみるだけなら、費用は(普通の保険に入っているなら)あまり気にする金額にはならないと思います。もちろんその後の治療方法や、別に重大な合併症などが発覚するなどの場合はそれぞれの費用がかかります。
posted by ドサ健 at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | SAS診断